アラミドシート木構造補強工法とは
アラミド繊維を織り上げたシートを、樹脂を含浸させながら木構造の柱、梁および接合部に貼り付けて、アラミド繊維強化ポリマー(AFRP)層を形成する補強工法です。
アラミドシート木構造補強工法の特徴
- 釘、ボルト、鋼板など金属を用いずに補強できます。
- アラミド繊維は、鋼に比べてヤング係数が小さいため、応力が過大に集中することがありません。
- アラミドシートは軽量なため、建物重量の増加が無視できる程度であることに加えて、搬入・設置は人力のみで行え、施工のための機材を必要としません。
- アラミドシートは衣服の布と同様にしなやかなので、複雑な形状の柱梁接合部に対しても容易に適応できます。
アラミドシート木構造補強工法の性能確認
アラミドシート木構造補強工法は、対象とする木構造ごとに、補強効果を確認するために、載荷試験が実施されています。
仕様
一方向シート
品番 | 目付 g/m² |
保証耐力 kN/m |
設計厚 mm |
引張強度 N/mm² |
ヤング係数 N/mm² |
---|---|---|---|---|---|
AK40 | 280 | 392 | 0.193 | 2,060 | 118,000 |
AK60 | 415 | 588 | 0.286 | ||
AK90 | 623 | 882 | 0.430 | ||
AK120 | 830 | 1,176 | 0.572 |
幅:10cm, 30cm, 50cm 出荷単位:1ロール50m
注)AK60の標準幅は10cm, 50cmです
帯シート
品番 | 目付 g/m² |
保証耐力 kN/m |
設計厚 mm |
引張強度 N/mm² |
ヤング係数 N/mm² |
---|---|---|---|---|---|
AK40 | 280 | 392 | 0.193 | 2,060 | 118,000 |
AK60 | 415 | 588 | 0.286 | ||
AK90 | 623 | 882 | 0.430 | ||
AK120 | 830 | 1,176 | 0.572 | ||
AK180 | 1,245 | 1,764 | 0.859 | ||
AK240 | 1,660 | 2,352 | 1.145 |
幅:5cm 長さ:1ロール50m
注)AK180、AK240は受注生産です。納期についてはご相談ください。